第89回アカデミー賞ノミネート予想:5

ノミネート発表の日が近づいてきたので、急ピッチで進めたいと思います。


●視覚効果賞
『ジャングル・ブック』
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
『ドクター・ストレンジ』
『メッセージ』

ショートリスト10作品から5作品を選ぶことになるこの部門。
ノミネート予想に入れなかった作品は『BFG』『シビル・ウォー』『バーニング・オーシャン』『Kubo and the Two Strings』『パッセンジャー』。
まず今回の鉄板となる『ジャングル・ブック』は確定として、『フォースの覚醒』がノミネートされたことを踏まえて『ローグ・ワン』も堅いところ。おそらくシリーズ第1作目で、視覚効果が目玉となる『ファンタスティック・ビースト』も当確ラインとして、残り2作品が難しいところ。
アニメ作品は稀に候補入りする可能性があるが、確率は決して高くない。パニック映画が候補入りする可能性も低い。SF映画では『メッセージ』と『パッセンジャー』が並ぶが、前者の方が作品評価自体が高く有力か。
あとはアメコミ映画を入れるとこの部門のバランスが保たれる。『シビル・ウォー』よりも組合賞にノミネートされている『ドクター・ストレンジ』に期待。


●音響効果賞
『ラ・ラ・ランド』
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
『メッセージ』
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
『Hacksaw Ridge』

唯一まだ組合賞が発表されていないこの部門は、なかなか難しいところ。
とりあえず、ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』はほぼ確実に受賞圏内であろう。アクション描写が目玉となる『ローグ・ワン』と『Hacksaw Ridge』はこの部門で主役になりうる存在であり、比較的効果部門は他の部門と噛み合わないことも多いだけに、残り2枠は視覚効果にも入りそうな作品をチョイス。


●録音賞
『ラ・ラ・ランド』
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
『Hacksaw Ridge』
『ハドソン川の奇跡』
『Kubo and the Two Strings』

こちらもミュージカル映画の独壇場+アクション映画が強いこの部門。
気になるところは、イーストウッドの『ハドソン川の奇跡』。入るならこの部門だろう。また、アニメ作品でありながらアクション描写のクールさで高評価を得ている『Kubo and the Two Strings』も有力どころ。
組合賞の候補作から、『ドクター・ストレンジ』を外して、アニメーション部門の候補入りを選ぶ形に。


●作曲賞
『ラ・ラ・ランド』
『LION/ライオン』
『メッセージ』
『ジャッキー ファーストレディ最後の使命』
『モアナと伝説の海』

作品のムード以上に、授賞式のムードにも左右するこの部門。まずこの部門でも『ラ・ラ・ランド』の強さは発揮されることは間違いない。
近年、作品賞との合致率も高い点などを考慮すると、『LION/ライオン』と『メッセージ』は有力どころ。また、前哨戦の批評家協会賞で複数の受賞がある『ジャッキー』も外し難い。
『ジャングル・ブック』、作品賞有力の『ムーンライト』でも悩むところだが、アニメ作品『モアナと伝説の海』がここで入るのも面白い。


●歌曲賞
「City of Stars」『ラ・ラ・ランド』
「How Far I'll Go」『モアナと伝説の海』
「Can't Stop the Feeling」『Trolls』
「I See a Victory」『Hidden Figures』
「Faith」『SING/シング』

受賞当確の『ラ・ラ・ランド』、もう一曲ノミネートされても決しておかしくはないが、ここは一曲だけにとどめておこう。
アニメ作品が強いこの部門、『モアナと伝説の海』と『Trolls』はほぼ間違いないだろう。
作品評価が急激に加速している『Hidden Figures』が授賞式で華麗なるパフォーマンスを繰り広げることにも期待したいところだ。



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